

末長組は、1966年(昭和41年)の創業以来、
オリジナリティのある住空間を
ご提供している総合建設企業です。
高低差があり、
傾斜地の多い地元・川崎市高津区を
中心とするエリアで
培った経験・知識・技術をもとに、
マンション、戸建住宅をはじめ、
商業施設、公共施設など、
デザイン性と居住性を両立させた、
数多くの建築物をお届けしてまいりました。
私たちの原点は、ものづくり。
細部までとことんこだわり、
納得のゆくものをつくり上げる。
そして、将来にわたり、
お客さまの大切な財産となる
建築物の品質に、
責任を持つ。
そんな、いわば職人の心を持って、
多種多様な建築物と対峙しています。
今では、
私たちのフィールドは都心や横浜等、
より広範なエリアに広がりました。
しかし、
私たちが本当に満足できるかたちには、
まだまだ届いていないと自覚しております。
50余年の時を経た現在も、
初心であるものづくりの心を失うことなく、
常にすこし先を見続けて、
さらなる進化を目指し、
一歩ずつ着実に歩んでまいります。
建築家・上原秀晃氏との共同により「T2システム」を考案。その発想の原点は「なぜマンションは戸建に比べて快適ではないのか?」という疑問からでした。
戸建ての場合4面全てが外壁になるため、当然ながら4面採光が得られます。しかし、集合住宅であるマンションは住戸が隣接するため、1戸あたりの外壁に面する割合が少なく開口部が限られてしまいます。この問題を解消するために極力隣接部分を集中、縮小させ効率を高めたのが「T2システム」です。このシステムにより、戸建に劣らない大きな開口部を設けることが可能になり、通風性、採光性は飛躍的に高まりました。
また、住戸間の隣接部分が少ないため各住戸の独立性も向上。加えて必然的に発生する雁行型の住戸配列は、敷地に対する適応力の柔軟性にもつながりました。その後、工事費の高騰や建築の難しさクリアし特許を取得した「T2システム」は、大手デベロッパーを始め500戸あまりに採用されました。
当社のマンションは、タイプ数やプランバリエーションが非常に多くユニークな間取りが特徴的ですが、そこには「T2システム」にも付随するいくつかの理由が存在します。タイプ数を減らし同じ間取りを複数の物件に流用する大量生産型は、設計も施工も容易で低コストが実現します。しかし私たちは、その選択肢を選びませんでした。それは住まいに対する熱い思いと、お客様の未来を見据えた考え方があったからです。
私たちは、プロジェクトのスタート時から、「1戸1戸」そこに住まわれるお客様の生活をイメージし、快適性、効率性、プライバシー性等を徹底的にチェック、最良のプランを計画します。そうすることで必然的に間取りそれぞれに個性が生まれ、当社独自の間取りが完成します。
こうした手間暇かけたマンションづくりは、暮らしそのものを快適に豊かにするだけでなく、住戸「1戸1戸」の価値を高め、最終的にはご購入いただいたお客様の資産性につながると考えるからです。
「ひな壇型の工期、工事費の問題を何とか解決できないか」
日本を代表する構造建築の第一人者、木村俊彦氏に構造解析を依頼し、木村氏により考案されたのがマンションの躯体構造「H2システム」です。このシステムは、傾斜に沿った経済的で無理のない基礎工事を可能とし、工事費を大幅に削減。建物背面の通気性の問題も改善されました。
丘陵地が多いエリアで斜面地の特性を最大限に活かす、末長分譲マンションの試金石となる物件の誕生です。
「成城学園前」駅 徒歩5分、都内有数の高級住宅地、世田谷区成城に27戸を分譲。街づくりの基本理念「成城憲章」を意識した、街並みに調和する建築景観がなされました。
「27戸の個人住宅」という考えに基づき、全住戸異なるプランニングが計画され、その全てのプランにリビングルームから連続的に伸びる外部生活空間でありながら、プライバシーが確保された専用コート「パティオ」が設けられました。
さらに「C2システム」との統合により、中庭に面する「パティオ」はその開放性を高めました。
「都会にいながら、ふるさとを感じられる住まい。土に触れ、野菜を育て、収穫するライフスタイル」の提唱として、当社初の「屋上菜園付きマンション」が分譲されました。初めての方をサポートする講習会も開催され、入居者同士のコミュニティの形成にも影響を与えました。
屋上菜園設置にあたっては、メンテナンスが容易とされる「コンクリート防水」を採用。屋上の活用性、有効性が広がりました。
印刷やシートの発達により本物の質感に出会う事が少なくなってきた現在の建築。無垢材や石材をはじめとした素材の質感の得られる建材を直接輸入する事で、心地よさや、資産価値を高めると考えます。
柔らかく落ち着いた色合いを基調とし、ブリック調のタイルや洋瓦を使用したこれまでの外観デザイン。それとは一線を画す細部まで繊細な意匠を施した、ヨーロッパの洋館を連想させる新しいデザインが誕生しました。
住宅から超高層ビルまで幅広く手がける建築家・徐光氏の構造設計により「耐震壁付ラーメン構造」と「PRC構造(プレストレストコンクリート構造)」を取り入れた、住戸内に柱・梁が出ない「フルフラットスラブ」を実現。耐震性も向上させ、従来のライフスタイルの変化に合わせ対応しやすい「F2システム」が誕生しました。

バースシティー港北ニュータウンは工場制作によるPCa版をフルに使用し、狭小地で有りながら柱や梁型の出ない空間を実現。

都心近郊型の新シリーズとして、仕様や住宅設備を充実させた日常を豊かにするプラスαのグレードとゆとりある空間を提供。幅広い世代から高い評価をいただき、暮らしに新たな価値をもたらす次世代型レジデンスとして進化を続けています。